薄毛の原因は、男性ホルモンや血行不良が原因であるとご紹介しましたが、毎日の生活の中で行う習慣からも薄毛が引き起こされることがあります。
そんな習慣の中でも有名なのが、ドライヤーが薄毛の原因になるというものです。
あなたもそのような噂を一度は耳にしたことはありませんか?
確かに、熱風を髪に当てて熱によるダメージを与えることは頭皮にとっては良くなさそうなイメージがありますね。
一体ドライヤーの何が薄毛の原因となるのでしょうか?その点について着目し、こちらでご紹介したいと思います。
ドライヤーが薄毛の原因となる2つの噂
ドライヤーが薄毛の原因になる理由としては、
- ドライヤーの熱により、髪が痛み細くなることで薄毛になってしまう。
- ドライヤーの熱で頭皮の水分が失われて乾燥状態に陥ってしまい、頭皮の環境の悪化で薄毛になる。
という2つが挙げられます。
しかし、実はこれらの2つは薄毛を引き起こす直接的な原因とは言いにくいとされています。
熱によって髪が細くなり薄毛になる
髪の水分を逃がさないように、髪の表面をコーティングしているキューティクルというものがあります。
このキューティクルによって水分が保たれますから、髪のツヤやコシに大きく関わっています。
このキューティクルは大変熱に弱いという性質があります。
ですから、ドライヤーの熱風によってキューティクルが剥がれ落ちてしまうというわけなんですね。
キューティクルがなくなってしまえば、当然水分は失われ髪の毛が細くなり、コシも失われます。
そのようにして髪が細くなり弱々しくなってしまうと、頭皮における髪の密度が少なくなってしまい、結果として髪の毛が薄く見えるという考えです。
しかし、これは髪の毛自体のダメージや症状なので、その髪が抜けてしまった後に丈夫な本来の毛が生えてくれば何ら問題ありません。
ドライヤーの熱で頭皮の環境が悪化し薄毛になる
ドライヤーで髪の毛を乾かしている時にも、熱いと感じることがありますよね。
頭皮が熱風にあたってしまうと、肌の水分が失われることにより乾燥状態に陥ってしまいます。
肌が水分を失い乾燥状態になると、肌を刺激から守るバリア機能が低下してしまいます。
失われたバリア機能を取り戻すべく毛穴から皮脂が分泌されますが、乾燥状態が深刻だとこの分泌される皮脂の量も多くなってしまい、毛穴詰まりの原因となります。
すると、肌トラブルが引き起こされ、結果として に繋がります。
確かに薄毛になりますが、薄毛というよりも脱毛の原因といえます。
さらに、このような毛穴詰まりの原因から生じる毛のトラブルは、肌の状態を健康なものにすると改善されます。
以上のことからも分かりますように、ドライヤーは薄毛の直接的な原因というのは難しいです。
それどころか、ドライヤーは薄毛対策に大いに役に立ちます。
ドライヤーで薄毛対策
というのも、お風呂あがりの濡れた状態の髪をそのままにしておくと、髪の毛のダメージや毛穴に存在する菌が増大します。
これらは抜け毛の原因になりますから、ドライヤーで乾かすことによって薄毛の対策ができるのです。
この時には、ドライヤーの熱風が一箇所に集まってしまわないようにまんべんなく乾かしてあげるようにしましょうね。
一般的に薄毛の原因とされているドライヤーですが、実際は薄毛の対策に役立つものでした。
今一度、きちんとした乾かし方で薄毛を予防したいものですね。
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伊藤 純一

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